

HTMLは、今や誰もが日常的に目にしているスマホやPC、タブレットで使用される世界標準規格であり、一般消費者の間ではもはや常識となっています。しかし産業用アプリケーションではまだ十分にそのメリットを活用されていません。
産業システムの画面をHTMLで構成すると、これまでとは世界が一変し、特定の会社の特殊なソフトウエアやハードウエアへの依存はなくなり、オープンな選択肢を得ることができます。
例えばこれまでには実現できなかった表現の自由度を手に入れることができ、数多いるウェブ技術者による洗練された画面設計も可能になります。
どこでも動作するHTML、JavaScript他のウェブ技術は、IoTアプリケーションの実現でも中心的な役割を担い、5Gの時代でますます発展していくことが期待されています。
産業システムの表示画面をウェブサーバーですべて管理させることにすると、個々の表示端末で画面設定を管理する必要がなくなります。
表示端末で必要な能力も描画表示に特化されるため、必要最小限のコストになります。
特定のアプリに依存せず、ウェブブラウザで表示できることで、表示ソフトライセンス料も無料となります。
HTMLに対応しているブラウザさえあれば、どんな場所、どんなデバイス(スマートフォン、タブレット、PCなど)、どんなOS (iOS、Android、Windows、Linuxなど)でも、ウェブパネルで表示しているのと同じ情報を適切に表示できます。
例えば遠隔地への長期出張中でも、工場設備の表示画面からチェックすることが容易になります。
HTML画面が表示可能なフエニックス・コンタクトのウェブパネルは、すべてファンレスで動作し、高速起動します。その他の特長は次のとおりです。
⾼性能モデルWP 6000シリーズ | |
表示方式 (画面サイズ) |
静電容量式(7, 10.1, 12.1, 15.6, 18.5, 21.5インチ) |
表示可能タブ数 | 10 |
ハウジング | メタル |
重さ | 1.3 〜6.4 kg |
基本モデルBWP 2000シリーズ | |
表示方式 (画面サイズ) |
抵抗膜式(4.3, 7, 10.2インチ) |
表示可能タブ数 | 1 |
ハウジング | プラスチック |
重さ | 200 ~ 900 g |
制御盤や装置の外壁面に簡単に取り付けられるアンテナ一体型無線LANアダプタ。遠隔機器の画面表示やウェブパネルと同じ画面の無線LAN経由のアクセスを可能にします。
EW50は、ウェブパネルからのインターネットアクセスあるいは、ウェブパネルと同じ画面へのインターネットからのアクセスを可能にします。
*EW50は、フエニックス・コンタクトグループEtherWANブランドの4Gルータです
Linuxで動作するオープンOTプラットフォーム「PLCnext Control」には、ウェブサーバーが搭載されており、無料のエンジニアリングツール「PLCnext Engineerにより、プログラミングおよびそれと連動したHTML画面を簡便に作成できます。
リアルタイムエッジ処理やクラウド接続も様々なアプリや言語などの手段で実装できます。
産業機械、製造装置の画面をHTML化し、遠隔保守でも同じ情報にアクセス
製造ラインの画面をHTML化し、一元管理化と情報のマルチロケーションアクセスを促進
ビル設備の管理画面の集中管理化と分散アクセス
単なる画面管理に留まらずHTMLを始めとしたウェブ技術により、5G時代に向けたIoT化
ウェブパネル
PLCnext Control
4G/LTEルータ
無線LANアダプタ
世界55か国以上の海外支社を展開し、従業員21,000人以上、創業100年以上の歴史を持つドイツの産業用接続機器、制御機器および通信機器のマーケットリーダー、フエニックス・コンタクト社の日本法人。日本国内では本社(神奈川県横浜市)をはじめ10拠点、および配送センター(神奈川県大和市)を通じ、DINレール搭載用端子台・プリント基板用端子台・産業用コネクタなどの接続機器や、信号変換器・電源・リレーを中心とする電子機器、サージ保護機器、および産業用ネットワーク機器など10万点以上におよぶ製品の販売およびカスタマーサービスを行う。詳細はHPをご覧ください。